2007年06月07日
「見えた全体のフォルム。それはタフで粘り強くもどこかエレガントなテイストのよう。そして愛すべき国、コロンビア。」オシムジャパン第9・10戦。キリンチャレンジカップ・対モンテネグロ・コロンビア戦。

実力が伯仲しているチーム同士のゲームは時間とスペースの奪い合いであり、寸差で勝負の明暗を分ける。
初タイトルのかかった南米の強豪コロンビアとのゲームは見応えがあった。
日本は負けなければいいというアドバンテージの後押しもあり、攻守ともに集中していた。
その結果、ゴールを与えないという最低限のノルマをクリアしキリンカップ優勝、初タイトルを銀髪の老将に贈ることが出来た。
来月から始まる3連覇のかかったアジアカップへ向けていい状態で臨むことができる。
モンテネグロ戦を含めたこの2戦、オシムの描く"ジャパンスタイル"という絵の全体のフォルムは見えたのではないか。
それはタフで粘り強くもどこかにエレガントなテイストであるように思う。
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長身揃いのモンテネグロを素早いワンタッチのパス交換とサイドチェンジから低い速いセンタリングで攻略したシーンや、コロンビア戦の後半に高原から中村俊輔が落とし、それを受けた遠藤が走り込んだ中村憲剛にスルーパスを通したシーンに象徴される。
もちろんミスも多いし、修正しなければならない点はたくさんある。
しかし徐々に進んでいるのは誰の目から見ても明白だ。
「考えて走る」
「ポリバレント」
と来て次なるワードは
「エレガント」
誤解を招くといけないので付け加えるならば
「タフさを兼ね備えたエレガント」
そして
「セクシー」
ともノットイコールである事を付け加えたい。
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攻撃があると同時に守備がある。
すぐ結果を出しやすいのと日本人に合っているスタイルというのは
「プレッシングスタイル」
であることは間違いないだろう。
FWを第1のディフェンダーと考えるためにその選手のチェイシングとワンサイドカットが基本となる。
それに連動して以下の選手が網を張り、ボールを奪った瞬間に攻撃に転ずる。
相手ゴールに近いエリアで奪えればシュートまでいける可能性も高くなる。
しかしながらその網を突破されると一気に崩れて陣形を保てなくなるリスクもある。
それを突破していくのは個の高い技術によるプレー。
(何度もその重要性についてはブログで記しているが)
ブラジル、アルゼンチンの選手達に代表されるような特に1対1の駆け引きの高いプレーである。
同じ南米のコロンビアもそれに違わず数的優位でボールを獲れたと思っても獲れていないシーンも多かったし、駆け引きも高かったり、玉際も強かったり、汚いプレーもあったがずる賢く素晴らしいチームだった。
"エル・ピーベ"バルデラーマ、"ティーノ"アスプリージャ、"レオネー"アールバレス、オスカーコールドバ、モンドラゴン、"チーチョ"セルナ。最近では超高速DF"イヴァンラミーロ"コールドバ。
数々の名選手を輩出したこの世界一"危険"なイメージを持つと言われるコロンビアは私にとっても特別な国だ。
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10年前、私はコロンビアにいた。
ブラジルには日系人や日本人は多くいたので日本を感じることは出来たのだが、コロンビア、特に私が住んでいた町には日本人は皆無。
ポルトガル語はある程度話せたのでスペイン語もいけるやろうと安易に考えていたのだが、始めの一ヶ月は本当に苦しかった。
2年いたブラジルで感じなかった郷愁感、いわゆるホームシックがいきなり大群で押し寄せた。
「何もわからんやんけ。ヤバイやんけ。」
日本を感じれる機会は
日本からの電話
持っていった雑誌を読んだ時
音楽を聴いた時
自分の綴る日記を読み返したり綴った時。
それくらいだった。(後ほど後輩が来てくれて助けられたのだが)
あれほど日本語に飢えた時期はなかっただろう。
そしてあれほど生きている事を実感できた瞬間もこないだまでなかっただろう。
「住めば都。」
一ヶ月もすれば始め辛かった事も忘れてこんな環境でも生きている自分が誇らしかった。
地球の裏側で一人フットボールを出来る喜び、充実感に満ちていた。
機会があればこの話の続きをまた綴ろうと思う。
ブラジルとコロンビアで過ごした日々がなければ今の私はいない。
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この記事へのコメント
1. Posted by
日本ブログ新聞
2007年06月12日 13:01
はじめまして、突然のコメント失礼いたします。
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